この秋(10月)からシーズン2になりましたね。
見たことあります?
面白いんですよ、NHKで放送している
『超入門!落語 THE MOVIE』という番組。(NHK総合 毎週木曜22:25〜22:50)
観たことないわ〜という方にちょっとオススメしたくなったのでご紹介。
超入門!落語 THE MOVIEとは
噺家の口演する内容を実際にビジュアル化するという、極めてしちめんどくさい方法に敢えてチャレンジした新しいエンターテイメント番組「見る落語」です。
役者たちが「口パク」、いわゆる「当て振り(アテブリ)」で、噺家のしゃべりに合わせて実演してみせるんですが、なんせ「口パク」なので映像全体が妙〜な雰囲気を醸し出していて不思議な印象を残すんですね。
落語のビジュアル化による効果
古典落語の演目を再現してるので時代劇風の映像なんですが、さすがNHK。
小道具やセットが安っぽくなく本格的で、番組の作りの丁寧さをぐっと底上げしています。
演目に出てくる江戸時代の長屋の生活なんて知識がないとわからないですから、具体的な小道具が映像で見られると、初心者にはすごくわかりやすいですよね。
冒頭からして落語では定石の、本編に入る前におこなう「マクラ」の方式で、番組の案内役が(俳優の濱田岳さん)現代を舞台に演目の前振り的な演技をしたのち、自然な流れで実際のアテブリに入っていく作り方も秀逸です。
25分間で2つの演目を取り上げているので、テンポよくコンパクトにまとまっており、毎回飽きさせない作り。
演じる役者さん大変そう。でも楽しそう
噺家の独特なしゃべり口調や早いテンポに実際に口の動きを合わせるのは大変でしょう。
かなり有名どころのベテラン俳優さんも多く出演してるけど、ああ、ちょっと惜しい!と素人目線で見ても思ってしまう場面もあります。逆にお笑い芸人さんは噺家さんと感覚が近いんでしょうか、上手い人が多いです。
最近見た中では演目「権助魚」(10月25日放送)で、気が利かない使用人の権助役を演じた、芸人の諸見里大介さんです。思わずおおっ!と感心するほど口パクと芝居が合ってて感心しながら見入ってしまいましたよ。
これ、合わせるの大変だろうけど、バシッと決まった時はさぞかし気持ち良いでしょうね〜。
なんか現場の雰囲気も楽しさと役者さんの「絶対合わせてやる!」的な緊張感がないまぜになってるんじゃないでしょうか。全くの憶測ですけども(笑)。
出演者も毎回意外な役者さんがたくさん出てくるので、それも毎週楽しみです。
まとめ
本来、一人の噺家の口演を耳で聞いて想像して楽しむ落語を、わざわざ大勢のスタッフや役者を使って実際に映像で再現するなんで極めてしちめんどくさい方法ですが、丁寧で工夫を凝らした見せ方で作っているので、まさに落語の「超入門」番組になっています。
落語を見たことない若い人がこれを見て、本当の落語を聞いてみようかなと思うきっかけになるかもしれないし、元々落語好きな人も、この演目をこんな風に再現したのかと答え合わせのような感覚で見る楽しみ方もできますね。
こんな独特の新しいエンターテイメント番組を作った番組制作陣、あっぱれです。
公式リンクはこちら
放送のスケジュールなどの他に、アテブリをかぶせる前のオリジナル高座映像もありましたよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!